句集、歌集を出版しませんか
詠まれた句や短歌を本にしたため、後世に残したいと思ったら…
日頃からお住まいの地域の句会や俳句サークルなどに参加されている方であれば、これまでに何百と詠まれて、書きためている数も相当数あるものと思います。それらの中から300~400句、首ほどを厳選して、本にまとめてみませんか。お一人で一冊つくることもできますし、句会などのメンバー複数人で句を持ち寄って、一冊の本にすることもできます。句集、歌集の出版社をお探しであれば、ご相談お待ちしております。
出版した書籍は、国会図書館に納本しますので、国民の文化的資産として保管されていきます。Amazonや弊社サイトで販売することもできます。俳句や短歌に親しむ方の思い寄り添い、編集者が一生の記念に残る一冊をつくるお手伝いをさせていただきます。
句集、歌集とは
俳句や短歌に馴染みのない方やこれから俳句や短歌を詠んでいこうとお考えの方へのご説明になりますが、そもそも句集・歌集の違いはなんでしょうか。句集とは俳句を集めて一冊の本にまとめたもの、歌集とは和歌(短歌)を集めて一冊の本にまとめたものをいいます。
俳句は主に「五・七・五」で構成されていて、和歌(短歌)は基本的には「五・七・五・七・七」で構成されています。
いまでは和歌と短歌は同義で使われていますが、かつて、和歌は「五・七」を3回以上繰り返す長歌や「五・七・五・七・七」で完結する短歌も含んだ日本の歌全般を指していました。しかし、明治時代に正岡子規が主導した和歌革新運動後に、現代短歌のことを短歌と呼ぶようになったと言われています。
歳時記とは
歳時記というものをご存知でしょうか。日ごろから俳句や短歌に慣れ親しんでいる方は当然ご存知だと思いますが、簡単にご紹介します。
俳句と歳時記は密接に関連しています。俳句は日本の短詩の一形式であり、自然や季節の風景、人間の感情などを瞬間的に捉えて表現します。歳時記は俳句を作る際に用いられる季語(俳句などに詠み込む季節の言葉)や季節の情景をまとめた辞典のようなもので、参考になる例句なども掲載されています。
俳句は季節感や自然の美しさを表現することが重視されており、その際に季語や歳時記が重要な役割を果たします。季語は特定の季節や行事、自然現象などを表す言葉であり、俳句ではその季節感や情景を効果的に伝えるために用いられます。季語の使い方や季節感を感じさせる表現に工夫を凝らすことで、より深い感情や情景を伝えることができます。俳句歳時記には季節ごとに代表的な季語や季節の風景、行事などがリストアップされているので、これらを参照することで俳句を作る際に適切な季語を選ぶことができます。例えば、春には桜や新緑、芽吹きの喜びなどが代表的な季語として挙げられます。夏には蝉の声や花火、海辺の風景などがあります。秋には紅葉や稲穂、秋の果実などが、冬には雪景色や寒さなどが季語として使われます。
俳句の歳時記にも、さまざまな本が出版されています。初心者や趣味で始めてみたい方には、持ち運びしやすいコンパクトサイズがおすすめです。合本歳時記は1冊に集約されているので四季ごとの歳時記を購入しなくてもいいというメリットはありますが、厚みがあり、重量感があります。経験年数や目的に合わせて、歳時記を選んでみてください。
- 四季歳時記:四季それぞれに対応した歳時記で、代表的な季語や季節の風景を使って、その季節特有の情景や感情を表現できます。
- 月別歳時記:月ごとに風物詩や行事をまとめた歳時記で、1月は初雪や正月、2月は梅の花や節分など、月ごとに分類されています。
- 合本歳時記:1冊にまとまった歳時記で、春・夏・秋・冬・新年に区分され、時候・生活・行事・動物・植物などに分類されています。
句集、歌集を出版する目的や思い
句集や歌集をつくりたいと考えている方であれば、何のために本にしたいのか、その目的があると思います。例えば、自分だけの句集を人生の記念として出版したい。俳人としての人生の節目に句集を出したい。歌集にまとめることで、さらに上を目指したい。句会の方や友人に自身の本を配りたい。父や母の詠んだ俳句を本にして残したい。目的や思いは十人十色ですが、それを実現する(出版する)には当然それなりの費用がかかります。出版費用と目的や思いを相対的に考えてみて、本をつくる価値があると思えれば、きっと満足できる本になると思います。ぜひ一度、完成した本を手に取ったときのことを想像してみてください。
句集、歌集の装丁へのこだわり
本の装丁にもこだわり、著者と一緒になってご予算の範囲で、こだわりの一冊をつくります。第一印象を決めてしまうカバーや表紙は「本の顔」であり、とても重要です。詠んだ歌や句に盛り込まれた思いを表現できるようなカバーデザイン、装丁にすることでその歌や句から受ける印象も随分と変わってきます。
本のサイズは、句集や歌集であれば四六判(128㎜×188㎜)が一般的ですが、四六判よりも少し大きいA5判でも対応できます。本文の各ページに俳句の場合は2作品、短歌の場合に3作品を並べて、余白を十分にとったレイアウトにすることが多いです。本の装丁にはさまざまな種類があります。句集や歌集で比較的多いのが上製本です。費用は高くなりますが、上製本で表題部分に箔押しをして、専用の函を付けた本もありますし、一風変わった製本では、現代的で上品な雰囲気をもった上製本と並製本のいいとこどりをした仮フランス装も、弊社では手掛けることができます。ご予算に限りがある方は、並製本をベースにして、カバー、表紙や見返しに使われる用紙に多少費用をかけて、用紙を選定すれば、とても上品で味のある一冊に仕上げることもできます。お手元に句集や歌集をお持ちであれば、ぜひそれらも参考にしていただき、どのような本にしたいか想像を膨らまして、考えてみるのも楽しいと思います。
句集、歌集になるまでの工程
出版のご相談をいただいてから、御見積をさせていただき、ご契約後に正式に歌稿を原稿として入稿いただきます。弊社は、できる限り丁寧に正確に進めていきたいと思っておりますので一冊の本として出来あがるまでには、3~5ヵ月ほど期間がかかってしまいます。もし、この日までに出版したいというのがあれば、ご相談、御見積、ご検討、ご契約の期間も含めると、その日から半年くらい前にはご連絡いただけると順調に進めることができると思います。
01歌稿の整理と入稿
どのくらい数を収録するかの決まりはありませんが、まずは書きためたものの中から300~400句、首ほど選歌していただき、関連するものをまとめて、小題をつけて整理してみてください。どのようなまとまりにするかは自由ですが、悩む場合には、季節ごとにまとめてみるのがおすすめです。季語がある俳句であれば、季節順に並べていけば、違和感なくまとまると思います。その他には、感情ごと、テーマごとにまとめてみるなどもおすすめです。
それらの整理が終わったら、データでご入稿ください。パソコンが不得意であれば手書き原稿でも大丈夫です。
02組見本と校正
入稿された原稿を元に、本文のページを組見本にしてご提示します。字詰め、行間、フォント、文字サイズなど完成イメージをご確認いただきます。変更したい箇所があればご相談の上、適宜修正いたします。まえがきやあとがき等の原稿がある場合には、弊社にて編集と校正を行います。本文全体を通して、初校、再校と2回ほど校正刷りをご確認いただきます。
03編集と組版、装丁
組見本にて本文の仕様が確定したら、歌稿をレイアウトに合わせて組んでいきます。それと並行して表紙やカバーのデザインも制作していきます。お見積時点では、カバーや表紙、見返しの用紙は弊社推奨のものとなっていますが、後から、表紙はクロス(布)にしたいとか、カバーは別の用紙にしたい、箔押しにしたい等、装丁の仕様が変わってくることもあります。その場合は再度御見積をご提示しますのでご検討ください。また、用紙の種類や色などは、内容やカバーの雰囲気などに合わせていくつかご提案いたします。
04印刷製本・納品
著者による本文の最終確認が済んだら、校了したデータを印刷製本会社に入稿します。印刷会社の色校正や刷り出しを弊社にて確認して、本の完成まで進めていきます。製本の種類よって異なりますが、おおよそ2~3週間で納品となります。
05献本
謹呈リストを作成いただければ、弊社にて宛名ラベルを作成して発送することもできます。本に謹呈のしおりを挟み、クッション封筒に謹呈印を押して発送いたします。(※有料)
句集、歌集のご相談と原稿募集
句集と歌集の原稿をお待ちしています。弊社は神奈川県の相模原市にある出版社です。町田市、座間市、大和市、八王子市、厚木市にお住まいの方であればお近くですので、ぜひご来社いただきご相談ください。お住まいがお近くでなくとも全国の著者の方とメールや郵送だけで、数多く出版してきた実績があります。出版がはじめてでも大丈夫です。ご相談いただく8~9割は出版がはじめての方です。出版のご意向が固まっていればまずはお問い合わせください。ご相談や御見積に費用は一切かかりません。ご予算やご意向に合わない場合は、ご遠慮なくご辞退いただけますのでご安心ください。