巻頭言
今日、人々の健康に対する関心が高くなり、自分の健康維持を医療機関に委ねるのでなく、自ら考え、行うようになってきた。そして、自らの健康を維持する方法の1 つとして、いわゆる機能性食品・サプリメントの摂取がある。がんの治療は早期発見、早期切除が基本である。症例によっては放射線照射が第1 選択になることもある。しかし、これらの治療はがんが局所に限局していることが前提となる。既に他の臓器や組織に転移している症例には外科手術に加えて化学療法が施行される。化学療法は副作用としてかなり辛い障害を患者にもたらすことがある。そこで第4 の療法として免疫療法が注目されるようになった。免疫療法は1 )がん抗原ワクチンによる特異的活動免疫、2 )がん抗原によって感作されたリンパ球による養子免疫、3 )がん抗原に向かう抗体による受動免疫、4 )免疫賦活剤による非特異的活動免疫などが考えられている。これらのうち、4 )の非特異的活動免疫に用いられるものの中にAHCC(Active Hexose Correlated Compound)などのサプリメントがある。サプリメントが注目されているのは、人々の健康への関心が著しく高まりを示している一方、進歩した現代医学でもなお対処することが難しい疾病に苦しんでいる人々が大勢いるからである。これらの健康食品の効果の科学的根拠も解明され、徐々に積み重ねられているが、未だ十分とは言えない。すなわち多くの健康食品について、それぞれの効用を紹介した書物は沢山あるが、研究者が引用できるような研究報告は少ない。さらに医療に用いられる薬品の効果の評価には、研究成果の継続性、再現性が保証される科学的根拠(エビデンス)がなければならない。それは健康食品サプリメントにも適応される。
本書ではサプリメントの1 種であり、シイタケ菌糸体からの抽出物である機能性食品AHCCの機能と効用が紹介されている。筆者は2017年で25回目を迎える「統合医療機能性食品国際学会(International Congress on Nutrition and Integrative Medicine: ICNIM)年会」の座長団の1 人として、毎年学会の進行係を務めさせてもらってきた。その座長団は2015年に交代し、ICNIMの前身であるAHCC研究会の時代から、2016年2 月の名称変更後も2016年5 月まで会長を務めてきた。それで、筆者はAHCCの医療への応用には強い関心を持っている。一緒に座長団を務めた山﨑正利先生と上山泰男先生の編集による『AHCCの基礎と臨床』が(株)ライフ・サイエンスから出版されてから15年が経過した。その間、AHCCの研究は国際的に広がり、多くの新しい知見が蓄積されている。それらの海外の研究者の原稿も含めて『CLINICIAN’S GUIDE TO AHCC®』(日本語版は『AHCC®臨床ガイドブック』)が編纂されることになった。AHCCは医薬品ではないため、その使用は医師の指示によるのではなく、使用者が自らの判断で決めることになる。本書ではそのような人への手助けとして、科学的根拠に基づいたAHCCの機能と効用が紹介されている。がんの予防や治療におけるAHCCの効果が主に研究されてきたが、AHCCは抗がん作用以外にも、その免疫増強作用による抗真菌、抗ウイルス、抗寄生虫などの抗感染症作用のほか、抗ストレス作用、抗がん剤の治療効果増強作用、免疫抑制軽減作用なども示す。その他、まだ詳細なメカニズムは解明されていないが、細胞相互作用を修飾し、がん細胞の浸潤転移能を抑制したりする作用が認められている。また、AHCCの健康食品としての品質と安全性は、国際的な品質マネジメントシステムであるISO9001、国際的な食品の衛生管理システムである危害分析重要管理点(Hazard Analysis Critical Control Point: HACCP)を国際的マネジメントシステムに組み込んだISO22000および公益財団法人日本健康・栄養食品協会の健康補助食品の適正製造規範(Good Manufacturing Practice: GMP)により保証されていることは心強い。
最後に本書が、AHCCを臨床の様々な場面で使用しようとする一般市民や臨床医、医療従事者がAHCCについて理解を深めるための一助となることと期待している。
統合医療機能性食品国際学会 名誉会長 細川眞澄男
Ⅰ.序論
1.機能性食品の規制・制度と医療現場での活用
- はじめに
- 「機能性食品」とは?
- 日本における食品の機能性表示制度
- 機能性表示制度の国際比較
- 医療現場での位置づけおよび課題
- 機能性食品の今後の展望
2.統合医療と機能性食品
- はじめに
- 補完代替医療から統合医療へ
- 食と免疫
- 消化管粘膜免疫
- 「いわゆる健康食品(サプリメント)」の注意点
- おわりに
- CAMに関するインターネットによる情報公開
Ⅱ.概論
1.製造工程
2.組成
- はじめに
- 一般組成
- 炭水化物
- アミノ酸およびペプチド
- ビタミン
- プリン塩基
- ミネラル
- 考察
3.安全性評価
Column:従来のAHCCと水溶性製剤
Ⅲ.各論
1.免疫調節
1)栄養と免疫応答
- はじめに
- 免疫系の概観
- 腸管関連免疫系
- 生涯にわたって続く免疫系
- 活性化された免疫系による栄養需要の増加
- 免疫応答支援における栄養の重要性
- 腸内細菌叢の役割
- まとめ
2)免疫調整機能
- はじめに
- 感染に対する免疫保護におけるAHCC
- 免疫応答低下状態におけるAHCC
- AHCCと免疫監視
- AHCCと炎症
- 可能性ある作用機構
- まとめ
Column:宇宙飛行(後肢懸垂)モデルとAHCC
2.がん
1)がん治療と機能性食品
- はじめに
- 機能性食品の科学的検証
- がんに伴う身体症状を軽減するか?
- がんに伴う精神症状を軽減するか?
- 全般的なQOLを改善するか?
- 何らかの望ましくない有害事象を引き起こすか?
- 検査・治療等に伴う有害事象を軽減するか?
- 予後を改善するか?
- 今後の課題
- おわりに
2)乳がん補助化学療法を受ける女性患者に対するAHCCの効果
3)膵がん化学療法とAHCC−支持療法としての意義−
3.感染症
1)食品による感染症の予防
- はじめに
- 世界の伝統医療と補完代替医療
- アジアで感染予防に効果的とされている主な食品
- おわりに
2)AHCCの感染症に対する防御効果
- 細菌・真菌の全身感染に対するAHCCの防御効果
- 細菌・真菌の全身感染モデルにおけるAHCCの感染防御活性発現メカニズムと有効性発揮条件
- 細菌・真菌の局所感染モデルにおける真菌・細菌感染に対するAHCCの効果
- ウイルス感染に対するAHCCの防御効果
- まとめ
3)アンチセンス転写物を介してAHCCは誘導型一酸化窒素合成酵素遺伝子の発現を抑制する
- はじめに
- アンチセンス転写物
- iNOSの発現制御とアンチセンス転写物
- まとめ
4)インターフェロンのアンチセンスRNAとAHCC
- はじめに
- IFN-α1 mRNAの安定化
- おわりに
5)肺非結核性抗酸菌症
Column:ヒトパピローマウイルスと子宮頸がん
Column:創傷感染モデルとAHCC
4.抗炎症作用
1)抗炎症作用を有する食品
- はじめに
- 食生活と炎症反応
- 発症の根本原因としての食事の役割
- おわりに
2)AHCCの抗炎症作用
5.薬物相互作用
1)医薬品−食品相互作用
- はじめに
- 概要
- 機序に基づく相互作用の分類系
- 開業医の役割
- 推薦文献
2)AHCCと薬物の相互作用
- はじめに
- 代謝阻害および誘導の理解
- 医薬品-サプリメント相互作用のスクリーニング
- AHCCおよび肝第Ⅰ相代謝
- AHCCおよび肝第Ⅱ相代謝
- 薬物-サプリメント相互作用に関する患者のモニタリング
- 結論
3)肝臓代謝酵素遺伝子の網羅的解析
- はじめに
- 食品と薬物代謝酵素
- AHCCと薬物代謝酵素
- DNAフォーカストアレイ
- DNAフォーカストアレイによるマウス肝臓の遺伝子解析
- おわりに
6.疾病予防への応用
1)宿主の生体調節に対する食物の役割
- はじめに
- 栄養障害
- 食事性非栄養素の重要性
- 腸内細菌叢の役割
- まとめ
2)AHCCおよび食餌成分によるがんおよび形態異常の予防
- はじめに
- 食品化合物によるがん、形態異常および突然変異の予防
- AHCCおよび生体応答調節物質による形態異常の予防
- AHCCによる放射線誘発白血病とがんの自然発生の予防
- AHCCによる化学療法および放射線療法の副作用の予防
- まとめ
3)AHCCの精神神経免疫学的パラメーター(自律神経バランス、気分および免疫系)に対する効果
- はじめに
- AHCCの自律神経機能および関連パラメーターに対する効果
- 結論
4)AHCCの胃腸機能障害に対する効果
- はじめに
- プレバイオティクスとしてのAHCC
- その他の作用
- 結論
Column:AHCCによるアンチエイジング
- はじめに
- AHCCによる長寿効果
- 線虫C. elegansのゲノムプロジェクト
- おわりに
Ⅳ.症例研究
1.がん
1)Case Report 1
- はじめに
- Case A: 胃がん手術を拒否され,AHCCで長期生存している1例
- Case B: 切除不能胃がんに対する腸瘻からのAHCC投与の試み
- Case C: AHCCにてQOLが改善した肝内胆管がんの1例
- Case D: 胃がんに対する腫瘍減量手術後にAHCCを投与した1例
- Case E: 進行性胃がんに対するAHCCと低用量がん化学療法の併用療法の1例
2)Case Report 2
- はじめに
- Case A: 特発性血小板減少性紫斑病の11歳少女に対するAHCCの投与
- Case B: 放射性同位体製剤(90Yドータテート)の投与を受ける散発性神経内分泌腫瘍(NET)患者の免疫系および有害事象に対するAHCCの影響
- Case C: AHCC,セロールおよび化学療法で治療を行った左心房および左心室の紡錘細胞肉腫
- Case D: 呼気一酸化窒素による軽度・中等度の喘息患者に対するAHCCの抗炎症作用
3)Case Report 3
- 進行がん患者におけるAHCCの臨床的意義
- Case A: 直腸がん
- Case B: 悪性リンパ節腫
- Case C: 膵臓がん
- Case D: 骨転移がん
- Case E: 腺様囊胞がん
- Case F: 上咽頭がん
- Case G: 乳がん
- Case H: 肝臓がん
- 結論
4)Case Report 4
- はじめに
- AHCCの広範な有用性と特異的作用
- Case A: 肝転移を伴う膵臓がん(1)
- Case B: 肝転移を伴う膵臓がん(2)
5)Case Report 5
- 肝細胞がん局所療法補助療法としてのAHCC投与が肝予備能に及ぼす影響
- はじめに
- 対象と方法
- 結果
- 症例提示
- 考察
2.慢性B型肝炎に対するAHCCの効果
- はじめに
- 慢性B型肝炎の自然経過
- HBVの免疫機構と治療についての意義
- 現在の慢性B型肝炎の治療の有効性
- HBe抗原陽性の慢性B型肝炎患者に対するAHCC投与試験
- HBe抗原陰性の慢性B型肝炎患者に対するAHCC投与試験
- 結論
3.炎症性腸疾患:クローン病および潰瘍性大腸炎
4.薬剤耐性てんかん−小児の難治性てんかんに対するAHCCの効果−
5.シェーグレン症候群
6.慢性呼吸器疾患終末期におけるキノコ製剤による代替療法の有用性
付録:CASE LIST
がん
その他疾患
伊藤壽記(いとう としのり)■監修・編集・監訳■
【略歴】
1977年 大阪大学医学部医学科卒業、同付属病院(第一外科)医員
1978年 大阪警察病院外科・心臓血管外科 医員
1981年 大阪府立母子保健総合医療センター小児外科 医員
1985年 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部外科 Research fellow
1986年 米国テキサス大学ヒューストン校医学部外科 Research fellow
1990年 大阪大学医学部(外科学第一講座)助手
1993年 米国ウイスコンシン大学(臨床膵臓移植) Visiting fellow
1996年 大阪大学医学部(外科学第一講座)講師
1997年 大阪大学医学部(外科学第一講座)助教授
2005年 大阪大学大学院医学系研究科(生体機能補完医学寄附講座)寄附講座 教授
2015年 大阪大学大学院医学系研究科(統合医療学寄附講座)特任教授(現在に至る)
千里金蘭大学看護学部 教授(現在に至る)
【主な所属学会】
日本外科学会(専門医・認定医・指導医)、日本移植学会(監事・認定医)、日本消化器外科学会(専門医・認定医・指導医・消化器がん外科治療認定医)、日本肝胆膵外科学会(評議員・高度技能指導医)、日本膵・膵島移植研究会(会長)、日本組織移植学会(理事)、統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)(会長)、日本統合医療学会(副理事長・指導医)、日本補完代替医療学会(理事・認定補完代替医療学識医)、日本機能性食品医用学会(理事)、日本アロマセラピー学会(理事)、エビデンスに基づく統合医療研究会(理事長)、TheTransplantation Society(Member)、The International Society for Experimental Microsurgery(Member&Councilor)、American Society of Transplant Surgeons(CorrespondingMember)、American Society of Transplant Physicians(CorrespondingMember)、European Society for Organ Transplantation(Associate Member)、InternationalPancreas and Islet Transplantation Association(Regular Member)
【研究領域】
膵臓・膵島移植、膵疾患(特に膵がん)、炎症性腸疾患、補完代替医療、統合医療
Anil D. Kulkarni(アニル・D・クルカルニ)■編集■
【略歴】
1963 B.Sc., Chemistry-Physics, Bombay University, Bombay, India
1970 M.Sc., Biochemistry-Immunology, Bombay University, Bombay, India
1988 Ph.D., Immunology, Faculty of Medicine, the Queen’s University of Belfast, Belfast, N. Ireland, UK
1988-89 Senior Research Scientist, University of Texas Medical School at Houston,Texas
1989-92 Assistant Research Professor, Department of Surgery The University of Texas Medical School at Houston, Texas
1990-92 Assistant Professor, Program in Immunology, Graduate School of Biomedical Sciences, University of Texas Health Science Center at Houston
1993-99 Associate Professor, Department of Surgery, St. Louis University Health Sciences Center
1999-2003 Faculty Associate, Department of Biochemistry and Cell Biology, Rice University, Houston
1999-present Professor, Department of Surgery, UTHSCH/UTMS, Houston
【主な所属学会】
The American Association of Immunology、The American Society of Parenteral and Enteral Nutrition、The Society for Leukocyte Biology、The Transplantation Society、The American Association for the Advancement of Science、The International Society for Experimental Hematology、The New York Academy of Sciences、The American Society of Gravitational and Space Biology、The American Society of Microbiology、AHCC Research Association, Japan-
【研究領域】
Nutritional Immunobiology
- ・Role of nutrition and immunomodulation focusing on organ transplantation area
- ・Metabolic aspects of inflammation in allotransplant rejection, cancer, wound healing,and bone marrow transplantation
- ・Development of new immunomodulatory supplements
- ・Development of technics and models for expedited analysis of efficacy of nutritional substrates
Philip C. Calder(フィリップ・C・カルダー)■編集■
【略歴】
1963 B.Sc., Chemistry-Physics, Bombay University, Bombay, India
1980 BSc(Hons), Biochemistry, Massey University, Palmerston North, New Zealand
1982-1987 Assistant Lecturer, Department of Biochemistry, University of Auckland,New Zealand
1987 PhD, Biochemistry, University of Auckland, Auckland, New Zealand
1987-1991 Nuffield Medical Fellow, Department of Biochemistry, University of Oxford, UK
1994 DPhil, Biochemistry, University of Oxford, Oxford, UK
1991-1995 Departmental Lecturer, Department of Biochemistry, University of Oxford, UK
1995-1998 Lecturer in Human Nutrition, University of Southampton, UK
1998-2002 Reader in Human Nutrition, University of Southampton, UK
2002-Present Professor of Nutritional Immunology, University of Southampton, UK
【主な所属学会】
The Nutrition Society, President(2016-2019)、The Royal Society of Biology(Fellow)、The Association for Nutrition(Fellow)、International Society for the Study of Fatty Acids and Lipids, President(2009-2012)、European Society for Clinical Nutrition and Metabolism, Chair of Scientific Committee(2012-2016)、Higher Education Academy(Fellow)、Associate Editor of Journal of Nutrition、Associate Editor of Clinical Science、Associate Editor of Clinical Nutrition、Associate Editor of Lipids、Associate Editor of Nutrition Research、Section Editor for Current Opinion in Clinical Nutrition&Metabolic Care
【研究領域】
Nutritional Immunology
- ・Interaction between nutrition and immune function
- ・Nutritional modulation of immunity
- ・Inflammation and cardiometabolic disease risk
- ・Metabolism and functionality of fatty acids
西澤幹雄(にしざわ みきお)■監訳■
【略歴】
1983年 富山医科薬科大学(現・富山大学)医学部医学科卒業
1983年 医師免許取得
1987年 東北大学医学部医化学教室第一 助手
1987年 東北大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)
1987年 財団法人 大阪バイオサイエンス研究所 特別研究員
1989年 財団法人 大阪バイオサイエンス研究所 研究員
1992年 アレクサンダー・フォン・フンボルト財団 客員研究員(ハンブルク大学生理化学研究所)
1993年 ジュネーブ大学理学部分子生物学生化学講座 特別研究員
1995年 関西医科大学医学部医化学教室 助手
1997年 関西医科大学医学部医化学教室 講師
2007年 立命館大学理工学部化学生物工学科 教授
2008年 立命館大学生命科学部生命医科学科 教授
2016年 立命館大学生命科学部、副学部長を兼任(現在に至る)
【主な所属学会】
日本生化学会(評議員)、日本生化学会近畿支部(副支部長)、肝細胞研究会(世話人)、統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)(副会長)、日本分子生物学会、日本癌学会
【研究領域】
病態医化学、アンチセンス転写物、サイトカイン、ケモカイン、一酸化窒素、誘導型一酸化窒素合成酵素、遺伝子発現調節、肝細胞、炎症、創薬、漢方薬
佐藤健司(さとう けんじ)■監訳■
【略歴】
1983年 京都大学農学部水産学科卒業
1983年 京都大学大学院農学研究科博士前期課程水産学専攻入学
1985年 京都大学大学院農学研究科博士後期課程水産学専攻進学
1988年 日本学術振興会特別研究員(DC)
1988年 農学博士の学位を修得(京都大学農博第546号)
1988年 日本学術振興会 特別研究員(PD)
1989年 京都府立大学生活科学部 助手
1995年 京都府立大学生活科学部 助教授
1997年 京都府立大学人間環境学部 助教授
2005年 同教授
2008年 京都府立大学大学院 生命環境科学研究科 教授
2014年 京都大学大学院 農学研究科 教授(現在に至る)
【主な所属学会】
統合医療機能性食品国際学会(ICNIM)(副会長)、日本水産学会、日本農芸化学会、日本生化学会、日本栄養・食糧学会、日本抗加齢医学会、日本食品工業学会、American Chemical Society、American Oil Chemist’s Society、International Society for Neutraceuticals and Functional Foods、Institute of Food Technologists
【研究領域】
海洋生物を中心とした食材由来のペプチドの代謝と機能、食品機能学、食品科学