カリキュラムからみた算数科教材用語研究

<特長1>
教材研究で重要な専門用語を取り上げている。教材研究では用語の背景を知ることが第一である。本書で専門用語の意味や背景を確認することで、どのような方向で教材研究を進めたらよいかの指針となる。
<特長2>
すべての専門用語にカリキュラムの中の位置づけを示している。算数科では、ある学習内容を指導するときに、子どもが既習内容は何か、これから学習する内容は何かを確認する必要がある。ある専門用語に関係する内容を1つの系統図にまとめて簡単に知ることができる。
<特長3>
教材研究のとき、どのような点を工夫して指導案を作ればよいか悩むところである。すべての専門用語に「指導のポイント」という項目を設けたので、指導上の留意点を簡単に知ることができる。
著 | 岸本忠之 |
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判型 | A5頁:152 |
ISBN | 978-4-910135-13-7 |
発行 | 2025年3月 |
POD | 1,496円(本体1,360円+税)
在庫:○
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本書は、小学校算数科において教材研究上のキーワードとなる専門用語を主にカリキュラムの視点から解説したものである。
各用語の内容項目は、用語の説明、学習系統(カリキュラム上における専門用語に関連する既習内容と新しい学習内容を示した系統表)、指導のポイント、関連用語(当該の専門用語と関係する他の専門用語)を示した。
具体的特色は以下の通りである。
<特色1>
教材研究上のキーワードとなる専門用語を中心に取り上げている。
専門用語は、単独で存在するものではなく、何らかの形で他の専門用語と関係する。「等分除と包含除」のように対として存在する専門用語は、まとめて1つの項目として示している。また正三角形、二等辺三角形、直角三角形、直角二等辺三角形は、「相互関係」を理解することでそれぞれの専門用語を理解できるため「三角形の種類」という項目としている。
<特色2>
専門用語は、カリキュラムの中の位置づけを理解することでより理解できる。そこで、専門用語に関する学習系統をそれぞれの用語について作成した。ある専門用語に関する既習内容が少ないものもあれば、多いものもある。またある専門用語以降に学習する新しい内容が多いものもあれば、少ないものもある。既習内容が多い専門用語は、それだけ多くの事項を学習する必要があることを示し、新しい内容が多い専門用語は、基礎となる重要な専門用語であることが分かる。こういったカリキュラム上の専門用語の位置づけも知ることができる。
<特色3>
「指導のポイント」という項目において、その専門用語に関する教材研究として、「既習内容を活用する内容」「これからの学習で活用する内容」「数学的な考え方を伸ばす内容」「豊かな算数的活動を行う内容」という視点から示した。
なお系統表は、学校図書の『みんなと学ぶ小学校算数』の単元名を参考にして作成した。
- 本書の意図
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- 1年 集合数と順序数
- 1年 命数法と記数法(十進位取り記数法)
- 3年 数の相対的な大きさ
- 3年 分数の意味(操作分数・分割分数・量分数・割合分数・商分数)
- 4年 分数の種類(単位分数・真分数・仮分数・帯分数)
- 5年 小数と分数
- 5年 約数と倍数(最大公約数と最小公倍数)
- 5年 通分と約分
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- 1年 数の合成分解
- 1年 増加と合併
- 1年 求残・求差・求補
- 2年 減加法と減減法
- 2年 順思考と逆思考の問題
- 2年 九九表
- 2年 筆算
- 3年 等分除と包含除
- 3年 暗算
- 3年 見積り・概数・概算・概測・概形
- 3年 計算法則と計算のきまり
- 5年 小数のかけ算とわり算
- 6年 分数のかけ算とわり算
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- 1年 時刻と時間
- 2年 測定の原理(直接比較・間接比較・任意単位・普遍単位)
- 2年 名数(単名数と複名数)と無名数
- 2年 分離量と連続量(外延量と内包量)
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- 5年 割合と比(同種の割合と異種の割合)
- 6年 比例と反比例
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- 3年 棒グラフと折れ線グラフ
- 4年 二次元の表
- 5年 円グラフと帯グラフ
- 5年 平均値・最頻値・中央値